事業報告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TASO-PGR 植物遺伝資源セミナーを開催しました

 

 

 

 TASO-PGRは,2019618日(午前),つくばイノベーションプラザ3階大会議室にて標記セミナーを開催したところ,全国から約60名の参加を得て,盛況のうちに終了しました.

 

本会にとって,このようなセミナーの開催は初めてです.冒頭,理事長挨拶において本会の歴史や活動内容を紹介し,引き続き会員3名のプレゼンテーションを通じて,植物遺伝資源に関する本会活動の重要性を広く理解していただきました.

 

 なお,午後は農研機構遺伝資源センター様のご協力によりジーンバンク見学の機会を設けたところ,こちらについても多数の参加を得て,関係者の理解を深めたものと考えます.

 

(各講師の講演内容に関するお問い合わせは,理事長山本昭夫までお願いします (akio.yamamoto.kv551@gmail.com)).

 

 

(添付資料)

 

1.次第

 

2.理事長挨拶

 

3.写真

 

(1)セミナー会場風景

 

(2)ジーンバンク見学風景

 

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TASO-PGR 植物遺伝資源セミナー(次第)

 

 

テーマ:「植物遺伝資源活動のこれまでとこれから」

 

1.日時:令和元年628

 

2.会場つくばイノベーションプラザ3階大会議室

 

3.プログラム

 

 10:15 開場・受付

 

 10:30 開会(理事長挨拶)

 

 10:35 講演1

 

長峰 司(会員)「植物遺伝資源を用いた開発途上国との農業研究

 

協力について―SATREPSを例に―」

 

 11:00 講演2

 

    山田 實(会員)「ロシア・バビロフ研究所と日本との植物遺伝資源活動について」

 

11:25 講演3

 

山本昭夫(会員)「植物遺伝資源活動を支える国際条約について」

 

11:50 質疑応答・総合討議

 

12:00 閉会

 

 

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                                                                                                                                        20190626

                                                              TASO-PGRセミナー挨拶

 

海外植物遺伝資源活動支援つくば協議会理事長の山本です.長い名前なので,TASO-PGRと覚えていただければ幸いです.本日は,お忙しいなかをご参集いただき,誠に有難うございました.簡単に当法人をご紹介して,開会の挨拶といたします.

 

TASO-PGRは,2001年に,初代理事長村田伸夫により設立されたNPOです.会員数は現在17名で,会員は,農水省関係の研究者(OB)を中心に,大学の教官・民間企業の方も含まれます.住所も,つくばに限らず各地に広がっています.

 

その行う活動は,会の名前のとおり,海外における植物遺伝資源活動を支援する,つまり,海外の人にもプラスになるような具体的な植物遺伝資源プロジェクトを現地で展開することです.このほか,海外の研究所に毎年数か月滞在しての研究支援,研究関連資料の送付,論文審査支援,来日研究者のサポートなどもやってきました.外部資金が獲得できればそれを利用し,その他は会員がポケットマネーで活動しており,会全体として皆で特定の活動を行うというよりも,会員個人の発意によって,それぞれが自由にやってきている集団です.

 

設立当時の経緯をお話しすると,村田さん(ここでは「さん」づけで呼ばせていただきます)は,農水省や国際機関での長いキャリアを通じ,植物遺伝資源に関する友好的な相互協力の重要性を強く感じ,自らパキスタンでの薬草遺伝資源プロジェクトを企画しました.その実施にあたり,周辺の研究者仲間を募ってこのNPOを立ち上げ,外部資金を獲得しました.今でもつくば界隈の農水省関係の研究者(ただし,OBか定年間近の方)と話すと,「村田さんのあの団体ですね」といった感じで,ごく狭い範囲ではご認識をいただいております.

 

しかし,時間の経過とともに会員の高齢化も進み,活発な活動が困難になりました.会員の世代交代が話題にのぼるようになり,私も平均年齢を下げる目的で,会員の末席に連なりました.その後,2016年秋に2代目の理事長に就任し,会の運営を引き継いでいます.

  

私が理事長に就任した後,会員個人の発意による自由な活動との骨格はそのままに,会の活動に若干の方向転換が見られます.それは,私自身が純粋な農水省の行政官であったため,自ら海外でのプロジェクトを実施する力もないことから,国際条約に関する知見の普及啓発といった,私の本業に近い部分が強化されました.こうした条約に関する知見は,植物遺伝資源活動を行う際の基盤・前提となる部分なので,この会本来の活動と無縁ではなく,また,日本国内の関係者の皆様にも役立つものと考えます.

 

このため,従来の一号事業である「海外の特定地域において,消滅の危機にある植物遺伝資源を保全するための活動」という定款の記載から,「特定地域」という言葉を削除し,植物遺伝資源に関心をお持ちの方がより気楽に参加できるものとしました.また,活動実績においても,後程説明するFAOの植物遺伝資源条約の利益配分基金によって実施する植物遺伝資源プロジェクトの第4次募集の審査に,当法人会員をアジアからの審査員として参加させ,これまでややもすると学術研究者の視点が強かった審査を改め,より現場に密着した視点からの審査に協力しました.

 

本日のセミナー・見学は,後の報告で扱われるFAOの植物遺伝資源条約が発効して,明日でちょうど15周年となるため,これを祝してのイベントとして企画したものです.午前の部では,会員3名による報告が行われ,当会の活動を含む植物遺伝資源活動に関する知見を共有いたします.また,午後には,農研機構遺伝資源センターのご協力を得て,ジーンバンクを見学する機会を設けました.農研機構遺伝資源センターに,改めて御礼申し上げます.

 

以上,当法人の概要と本セミナーの背景でした.本会の活動にご関心ある方は歓迎いたしますので,お気軽にご連絡ください.では,半日にわたるイベントを,お楽しみください.

  

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